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スリランカの聖地カタラガマ

2014-06-04 Wed : 聖地巡礼
スリランカの南部に、カタラガマという聖地がある。

聖地とは、もともと神聖なエネルギーが満ちている場だ。
だからこそ、そこで人々は祈りをあげる。
また寺院や神社が開かれている。

カタラガマは、チベットのカイラス山と同じ東経81度の直線上に位置する。
ダクシン・カイラーサ(南のカイラス)とも呼ばれている。

ここの主宰神は、シヴァ神の息子であるムルガン神(スカンダ神、カールティケーヤとも呼ばれる)だ。
地元スリランカでは、どんな願いも叶えてくれる強力な神様として、絶大な人気がある。

マハーアバター・ババジが、昔このカタラガマに巡礼に訪れ、
聖者シッダ・ボーガナタルと出会い、深いサマーディに長くとどまれるように教え導かれた場所だという。
例えば、最初は1日、次は数日間、1週間、1ヶ月、1年…、というように。
ババジが、長い間サマーディにとどまる修行をマスターしたのは、この地だった。

シッダ・ボーガナタルは、カタラガマはサハスラーラ・チャクラに呼応する場所だと教えている。
宇宙の中心を象徴するといわれるカイラス山とカタラガマを結ぶ、81度という一直線は、スシュムナ・ラインを象徴するともいわれる。

また「81」という数字は、絶対数である「9」の二乗でもある。

カタラガマ神とも呼ばれる、ムルガン神の神殿には、神像はない。
代わりに、聖なるヤントラがご神体だ。
(普段は幕に被われており、シンハラ暦のエサラ月に行われる夏の大祭の時に、人の目に触れるそうだ。)

シッダ・ボーガナタルを通して表現された、聖なるヤントラ。
ヤントラとは、見るという視覚を使って、五感覚を超越し、サイレンスへ至るためのツールともいえる。
その形態波動は、エネルギーを放っている。

カタラガマのヤントラは、二つの正三角形が逆向きに重なり、真ん中にタミル語のオーム記号が記され、周りは蓮の花のような模様で飾られている。
陰陽エネルギーの融合、またはシヴァとシャクティの結合を、象徴しているともいえるだろうか。

kataragama yantra


スリランカに住むヒンズー教徒(主にタミール人)は、徒歩でカタラガマへの巡礼にやってくるそうだ。
マニック・ガンガ(意味は宝石のガンジス河)で沐浴し、身を清め、そして神殿へ供物を携え、お参りをする。
多くのスリランカ人は仏教徒ではあるが、それでもローカル・ゴッドとして信奉篤く、たくさんの人々が特に満月にかけて、お参りにやってきていた。

巡礼に適するのは、12月の満月からよく5月の満月までだそうだ。
暑さや雨期を避けて。


内なるコエに導かれて、2014年2月にカタラガマを訪れた。
満月の前日夕方、まずは地元の人たちに習って、同じように参拝することにした。
敬意の礼を尽くすために。

参道入り口付近に、たくさんのプージャ(祈祷)の供物を売る店が並んでいる。
スリランカのガイドさんの友人が紹介してくれた店で、シンプルなセットを購入した。
フルーツや花、インセンスなどの一式が、プレートに並べられていて、結構な重さだった。

このプレートを持って、マニック・ガンガの橋を渡り、神殿入り口へ。
供物のプレートを持って18:00のプージャに並ぶ人たちが、列を作り始めていた。
神殿をぐるっと回ってから、この列に一緒に並んだ。

入り口から見て、右側にムルガン神の神殿がある。
この神殿は、プージャの時以外は閉じられている。
左側には、仏陀の仏像が祀られ、仏陀にも祈りが捧げられるようになっていた。

その後ろには、大きな菩提樹が繁っていて、神殿が閉じられているときは、人々はこちらで祈りを捧げていた。
この菩提樹は、とても神聖なバイブレーションを漂わせていた。

プージャ(祈祷)が始まると、すごい熱気が観じられた。
人々は、祈祷がある程度進み、自分の供物を献じて、そのお下がりを返してもらう順番をじっと熱く待つ。
何か御利益を実感してきている経験が、あるからこそなのだろうと観じられた。

ずっと夜中も、太鼓やラッパの音楽が鳴り続けていた。
これは、あるグループが自分で雇った楽隊に演奏させているんだそうだ。
例えば、ずっと一晩中踊り続けて、トランス状態に入ったりするという。
スリランカは、魔法の力が働いている大地のようだ。

翌朝、満月の日に今度は一人でお参りに出かけた。
参道の入り口まで、ガイドさんに送ってもらうとき、野生のクジャクが歩いているのを見た。
クジャクは、ムルガン神の乗り物である。吉兆なサインだ。

神聖な菩提樹に向かって、大地に座し、プージャ(祈り)を行じ、深い瞑想に導かれた。
4時間、動かなくなって、大地に座していた。

このようなことは、神々や聖者の導き(恩寵)なくしては、起こり得ない。
が、日々禊を行じることは、「起こる」を助ける要因の一つかもしれない。
そう。聖地という場の助けを得て、それはあなたにも起こるかもしれない…。

大地に伏して感謝を顕し、ゆっくりと体をもどしていった。

om namah shivaya

シッダ・ボーガナタルは、カタラガマの後、空中を飛んで、南インド(タミール・ナードゥ)のパラーニヒルへ行き、ここに寺を開き、ここでマハーサマーディを遂げたといわれている。
3000年以上も生きたといわれる、偉大な聖者だ。

シッダ・ボーガナタルにならい、自分もカタラガマからパラーニヒルへ向かうことにした。
彼のサマーディのある場所で、感謝の祈りを捧げ瞑想したいと思ったので。

シッダ・ボーガナタルは、シヴァ神との一体を顕現された偉大な聖者といわれている。

om shivaya namah.









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