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南インドの聖地、パラーニヒル

2014-07-23 Wed : 聖地巡礼
南インドの聖地、パラーニヒル・テンプル

南インドのタミルナードゥに位置する。
伝統的で保守的、また多くの聖者を生み出してきたタミルナードゥ。
チェンナイに次ぐ第二の都市、マドゥライから北西方向に車で3時間位だ。
ムルガン神が祀られる寺院の中では、最も重要視される寺院である。

シッダ・ボーガナタルは、この聖地にやってきて、寺を開き、弟子に必要な祭祀を教え、それを代々息子に継承させるようにと約束させた。
このパラーニヒルが、霊的な高次エネルギーが満ちる場所であったからこそなのだろう。
※シッダとは、ヨーガの完成者とか、シッディといわれる超自然力を得た者の意。

そして、シッダ・ボーガナタルは、ここでマハーサマーディ(自分の意思で肉体を離れる)を遂げられた。

この聖地を訪れた第一の目的は、本を通じて教えを授けてくださったシッダ・ボーガナタルのサマーディ(霊廟)に行ってご挨拶をし、そこで瞑想したいと思ったことだった。

寺院は、パラーニヒル・テンプル(500m位)の頂に建てられている。
参拝するには、石段を登っていくか、ケーブルカーまたはロープウェイを利用する。

朝7時頃、プージャ用のお供え物を購入してから、石段の参道を登っていった。
ガイドブックには、メイン・テンプルに参拝できるのは、ヒンズー教徒だけと記載されていた。

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頂上部は、かなり広い。
そして、どこが入り口なのかよくわからなかったので、案内所のようなところへ行き、
一人の役人に、「パンチャ・アビシェーカム・プージャを受けたいのですが。」と尋ねてみた。

パンチャ・アビシェーカム・プージャとは、この寺院の主宰神であるダンダユダッパニ神の神像に、5つのアムリタを注ぎかける祈祷である。
このダンダユダッパニ神の神像は、シッダ・ボーガナタルが体に良い作用をもたらすように調合した9つの金属の合金でできており、この神像に浴びせかけたお下がりは、霊的な作用を持つと言われていた。

ダンダユダッパニ神は、全てを放棄している姿を象徴して、ふんどし以外は身につけておらず、1本の杖を右手に持っている。

最初、役人は行き方を教えてくれたが、行ってみても結局よくわからなかったので、再び戻ってもう一度教えてくれるように頼んだ。
すると、親切に今度は別の係員を呼んでくれ、案内を頼んでくれた。
まず、パンチャアムリタを購入する必要があった。
そしておかげさまで、本来ならヒンズー教徒以外は入れないメインテンプルに、何の問題もなく通してもらえた。

インド人に混じって、プージャの順番を待つ列に並んだ。
さらにパンチャ・アビシェーカム・プージャをしてもらっているとき、
こっちへいらっしゃいと誘導してくれ、特別に神像に近いところに入れてくれた。
ありがたい。
シッダ・ボーガナタルの恩寵であり、シヴァ神の恩寵であったとしか思えなかった。
シッダ・ボーガナタルは、シヴァ神との合一を果たした聖者であるとも言われているので。

祈祷が終わって、列を離れると、ちょうど正面にボーガナタルのサマーディが見えたので、早速向かった。
中へ入ると、場が静寂に満ちていた。
数人が瞑想していた。
私も即座にリュックを下ろし、瞑想に入った。

何という祝福だっただろう。
ボーガナタルは、遠くからよく来たねとあたたかく歓迎してくださったように観じられた。
エクスタシーに満ちたサイレンスの中で、無言の「教え(ウパデーシャ)」を頂いた。

しばらくしてサマーディ(霊廟)から出ると、ガイドさんから1時間半も経過していたことを知らされた。

夕方、ふとインスピレーションを観じ、もう一度石段を登って寺に参拝すると、人々が何かを待っているように列を作っていた。
聞いてみると、19時にムルガン神が山車に乗ってお出ましになるという。
大変熱狂的な人気を誇る神様であることが、観じられた。
信者たちは、男女ともまるで人気スターを待つファンたちのようだった。

「ムルガン神は、どんな願いも叶えてくれる、すごく強い神様なのよ。」
と、あるインド人の女性が片言の英語で教えてくれた。

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祝福に満ちた巡礼であった。
om namah shivaya

合掌


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(参道の入り口付近にある、ムルガン神の乗り物・孔雀の像)







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静かなひと時を過ごすことができました。ありがとうございました。

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