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パンチ・ケダール巡礼その1、ケダルナート寺院

2015-07-20 Mon : 聖地巡礼
シヴァ神のジョーティル・リンガが祀られてる、神聖な寺院ケダルナート

ケダルナートは、リシケシからバドリナート・ロードを5-6時間車で登っていき、ルドラプラヤグ(アラクナンダ川とマンダキニ川が合流する所)から、マンダキニ川をずっと上流まで遡っていく。

マンダキニ川は、いつでも緑色に澄んでいて濁りのない川だ。
バドリナートから流れてくるアラクナンダ川は、泥で濁っていることが多いので、ルドラプラヤグで合流するところをみると、2色の川が激しくぶつかる様を目にすることだろう。

ケダルナート(3584m)は、北インド・ヒマラヤの四大聖地の一つであり、
12のジョーティル・リンガの一つが祀られている寺院でもあり、
マハーバーラタという叙事詩に起因する聖地、パンチケダール(5つのケダール)の一つでもある。

kedarnath peaks
ケダルナート・ピークス


2013年6月の大洪水のときは、ケダルナート寺院のさらに上部にあるガンディ・サロワール湖が大雨で決壊して、鉄砲水によってたくさんの巡礼者、建物、土産物屋など、ありとあらゆるものが流されてしまったという。
被害に遭われた方々には、心からお悔やみを申し上げたい。

ガンディ・サロワール湖は、マハトマ・ガンジーの遺灰の一部がこの湖に撒かれたことから、この名前がつけられたそうだ。
この湖は、決壊してしまったので、現在はもう存在しない。

在りし日のgandhi sarovor
在りし日のガンディ・サロワール湖


2014年の秋、パンチケダールを巡礼する旅に出かけることになった。

ケダールとは、隠れるというような意味を持つ言葉だ。
これにまつわる神話を紹介しよう。
マハーバーラタの時代に、登場人物の英雄・パーンダヴァ兄弟(パードゥ王の王子たち)が、血のつながった一族同士の戦争において、たくさんの敵を殺し血を流してしまった罪を清めたいと欲し、ヒマラヤ山中にシヴァ神を探していた。
しかし、シヴァ神は、隠れていた。
あるとき、聖なる牛の群れに出会ったパーンダヴァ兄弟5人。
その内で剛力のビーマは、もしシヴァ神が牛に化けてこの牛の中にいるとしたら、自分が足を掛けて作ったトンネルの下をくぐることはしないに違いないと考え、牛の進路に足でトンネルを掛けた。

すると、最後に残った1匹の牛は、ビーマの足の下をくぐろうとしなかった。
パーンダヴァ兄弟が、この牛を捕まえようとすると、この牛は、地面に潜って身を隠した。
やはり、シヴァ神の化身だったのだ。
そして、カラダの5つの部分が、再び地上に現れたという。

1番目は、ケダルナート Kedarnath で、背中のこぶの部分。
2番目は、トゥングナートTungnath 。腕の部分。
3番目は、ルドラナート Rudranath 。顔の部分。
4番目は、マディヤマヘッシュワール Madhyamaheshwar 。へその部分。
5番目は、カルペシュワール Karpeshwar 。頭部と髪毛。

ゆえに、特にシヴァ神の信者たちは、全て徒歩でこの5つのケダールである聖地を巡礼することを行じる。
バスや車を使わないとしたら、2-3ヶ月以上は、かかるのではないだろうか。

取りあえず、自分はガイドとSon Prayagまで車で行った。
ここでケダルナート巡礼の登録し、医者の検診後、登録証をもらった。
これがないと、巡礼中のサービスが受けられないという。

今までの巡礼路は、マンダキニ川の左側にあったが、泥に埋まってしまっていたり、道が崩れ落ちていたりと危険なので、反対の右側に新しい巡礼路と途中休憩・宿泊の施設などが作られていた。

途中に、この大洪水で亡くなられた方たちの慰霊碑があったので、祈祷を捧げ冥福を祈った。
行く途中に、大小の滝がいくつもあり、小さな虹を見せていただいた。
虹は、希望の架け橋である。

P9230332_convert_20150720174812.jpg
ケダルナート寺院とその周辺

ケダルナート寺院に祀られているジョーティル・リンガは、ピラミッドのような形の岩だった。
牛のこぶの形とも、言えるだろうか。

触れてもよいかと聞いたら、よいと言うので、
リンガムにそっと触れてみた。

深い奥の方で、神聖なバイブレーションを観じることができた。
やはり、ここはシヴァ神の神聖な聖地であることに、変わりはなかった。

寺院の後ろ、つまり鉄砲水がやっていた方向に、大岩がやってきたために、寺院の全壊は免れたそうなので、
この大岩は、今や聖なる岩として祀られていた。

また同じ後ろに、偉大な聖者アディ・シャンカラのサマーディ(霊廟)があったはずだった。
見ると、聖者アディ・シャンカラの石像は、掘り起こされていた。
見つけたときは、とても嬉しかった。
この聖地をずっと守り続けている、偉大な聖者の力を観じた。


それでも起こったこの洪水は、何なのだろうか。
人智を超えた絶対的な秩序、あるいは創造主において、
どうしても避けられなかった、何らかの必要性があったということなのか.......。


地上にある物理的な痛ましさは、時がしだいに解決してくれるに違いない。
しかし、人々の心の中に刻まれた傷は、重い。
これもシヴァ神のご加護により、必ず癒やされるようにと、
ただ祈ることしかできなかった。

om namah shivaya.
合掌
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